赤十字のマークは、医療の活動の尊さを示しています。傷ついた人たちを助けるシンボルとして、尊敬ができます。しかし、理想をもって医療の世界で仕事を始めたものの、実際のイメージとは異なっていたという問題はよくあることです。清純なだけでは、医療の仕事をこなすことはできません。看護師にとっては、時には重大な判断が求められることがあります。赤い十字のマークの元で白衣の天使として活躍するためには、多くの苦労を乗り越える必要があります。職場の環境も、必ずしも理想的であるとはいえません。そのため、看護師としての仕事を始めて幻滅してしまうと言う人も多いです。
しかし、それでも赤十字の下で人々を助ける仕事に従事することに、意義を見い出すことはできます。つらい看護の仕事を続けていられるのは、得られる価値も大きいからです。患者の方々からの感謝の言葉は、看護師にとっての財産ですね。また、看護の職場で関わる同僚や患者の人たちとの良い思い出が、仕事を続けるための原動力になるでしょう。このような看護の仕事ならではの見返りがあることから、赤十字の理念を信じて仕事を続ける意味があります。一度挫折しそうになっても、その先に大きな仕事の魅力がある事を信じて、看護師としての仕事を続けることは有意義なことです。医療機関で働いていると所々で赤十字を見かけることになることから、その度に心の励みにすることが仕事を続けるためのコツです。